歯が無いということは?どういうことなのか?
厚生労働省は8020運動を展開しています。
具体的に言うと、80歳で20本の歯を残しましょうと言う運動です。
現在の日本では、約50%の方がこの目標を達成しています。
この数字を聞いて多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、1980年では10%しか達成者が居なかったのでかなり増たと感じます。
このグラフに相関関係で増加しているのが、日本の平均寿命です。
最近わかって来た事として、健康寿命を維持するためには、口の中を衰えさせないことが重要である事がわかって来ました。
”オーラルフレイル” 歯を失うこと・口腔周囲筋の機能低下(噛む力・飲み込む力)
このオーラルフレイルが起こる負のスパイラルは歯を失うことから始まっています。
①歯を失う
②物が噛めなくなる(食事量も減る)
③消化不全を起こす
④栄養摂取が量の減少
⑤筋肉を燃焼させて活動
⑥筋肉量の低下 → ②へ・・・(噛む力・飲み込む力も衰える)
⑦運動力の低下
⑧生活に支障をきたす
このサイクルによって、健康寿命が短くなる
事がわかって来ました。
歯を失うと言う事は、負のスパイラルの最初の入り口なのです。