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理想的な前歯の形態とは?

前歯の形を決める要因はいくつかあります。

・理想的な歯の大きさと形態

ゴールデンプロポーションと言って理想的な歯の形態は決まっています。

歯の横幅・歯の高さ、しかし歯の横幅は既存の歯に大きく依存してしまいます。実際に既存の根の太さよりも細い歯を作ることは出来なけれは、それよりも極端に大きな歯を作ると清掃不良となるので大きさを変えるにも限度があります。なので実際には長径・幅径比率を参考にする。もしくは、治療歯の左右反対側の既存の歯を参考に対称性を見て決定することが多いです。

13 12 11 歯式 21 22 23
10.1 8,7 10.2 長径 10.2 8,7 10.1
7.6 6.6 8.6 幅径 8.6 6.6 7.6
77

81%

76

79%

85

86%

長径幅径

比率

85

86%

76

79%

77

81%

・正面からの歯の見えかた

以前私が作った物なので、ちょっとアレなとこともありますがご容赦していただいて・・・

正面からの見え方の比率(ゴールデンプロポーション)歯の軸の方向

また、歯の形は顔の形と相似形が良いとされています。

丸顔の人は丸い歯に、三角の顔の人は三角形にという事で歯の形にも個性があります。

歯茎の位置関係High -Low-High である事を考慮したりして歯の形を決めていきます。

 

・笑った時の歯の見え方

ガミースマイルという言葉をご存知でしょうか?笑ったときに歯茎が見えてしまうことをガミースマイルと言います。このような方では、歯の長さを不用意に長く設定してはいけません。逆にいうと、笑った時に歯茎が見えない方は、歯の長さが多少長くなったり左右のバランスが悪くても見えることが無いので許容されます。

・色味と個々の歯の形態

歯の色味は、年齢を加味してと周囲の歯に同調させるように作らなければなりません。例えば若い方なら、白い歯を年配の方なら少しトーンを落として調和する色にするなど相談を行って歯の色味を決めます。

また、歯1本1本で形、溝の深さ、溝の位置は違います。それを再現してはを作っていきます。

 

上記の内容を総合的に判断して、残存歯・補綴の種類などを加味して最終的な歯の形態を決めていきます。また、材料と最終的な形態によって土台の形も形成する必要があります。

逆も然り、最終的な仕上がり決めてそれに合わせて補綴物を決めていくこともあります。

 

前歯は見た目・第一印象に関わる重要な因子です。

しっかりと相談して納得して治療を進めるようにしましょう。

©︎駒沢大学の歯医者 - 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科

日付:   カテゴリ:BLOG, 審美歯科

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