そもそも、顎関節症ってなんだ??と思われる方が大半かと思います。ですので、顎関節症の分類に関して紹介したいと思います。
顎関節症の病態分類(2013年)
1)咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)
2)顎関節痛障害(Ⅱ型)
3)顎関節円板障害(Ⅲ型)
a:復位性関節円板前方転位
b:非復位性関節円板前方転位
4)変形性顎関節症(Ⅳ型)
コレだけの分類があるので、一口に顎関節症といっても色々な症状・所見があります。
1)咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)
読んで字の如く、咀嚼筋の痛み!運動不全!
咀嚼筋って??
人間が食事をするために下顎を動かす筋肉
側頭筋 : 頭の側頭部にある口を閉じる筋肉
咬筋 : ほっぺた付近にある口を閉じる筋肉
内側翼突筋 : 骨を挟んでほっぺの裏側にある口を閉じる筋肉
外側翼突筋 : 顎の関節の所にくっつく、あごを左右に動かす筋肉
をメインの筋肉として
顎下にある口を開ける機能を果たす
顎舌骨筋・顎二腹筋・オトガイ舌骨筋 が咀嚼筋です。
咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)とは、上記に挙げた筋肉の筋肉痛の事です。
要は、運動・筋トレをして筋肉が痛むのと同じです。
対処方法は、筋トレ・運動を控えて安静にすること。
じゃあ、咀嚼筋を休ませるので”しゃべりません。ご飯を食べるのを辞めます。”
なんて事は出来ないのが、難しい所ですよね。
前回のブログでも、お話しした内容と重複しますが
対処方法は
日中の噛み締め・歯軋りに対しては”認知行動”
夜間の噛み締め・歯軋りに対しては”マウスピース(ナイトガード)”
で、筋肉の負担軽減をするようにするようにしましょう。
お困りの方は、ご相談ください。