近年、予防治療の重要性が見直されい医療保険もそのように改定されて来ました。
歯科の歯周病分野において予防歯科が保険算定できるように改定が行なっています。
その中で、”オーラルフレイル”という単語をご存知でしょか?
オーラル=口腔
フレイル=衰え
口の中の衰えとは、ご飯を食べることができない事です。
もっと、具体的に言うと
・食べ物を咀嚼できない = 噛む力が弱まってる ・ 噛むための歯がない
・食べ物を飲み込めない = 飲み込む力が弱い(むせてしまう!!)
状態のことを指します。
オーラルフレイルがもたらす将来に関して説明していきましょう。
このように食事ができない事により、栄養を補給する事が困難になります。
栄養摂取が困難になると、筋肉を維持することができなくなります
筋肉が維持できないと運動が困難になります。
最終的には、日常生活が困難となり、介護のリスクが高まり、健康寿命を縮める事になります。
また、筋力の衰えにより咀嚼する筋肉も衰えるので、食事が困難になり、栄養摂取が出来なくなる。
このように、悪いサイクルに入って全身の衰えにもつながってくるのです。
さらに進行すると、飲み込むことが困難になり、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
”オーラルフレイル”と言う言葉を知って頂き、口腔内に興味を持ちましょう。
それによって、いつまでも自身の歯で食事を取る事の大切さを知ってもらえたらと思います。