今月(R4/4)から、保険診療の改訂がありました。
その中で、新しく加わった治療内容があるので紹介します。
CAD/CAMインレー(白い詰め物:樹脂性)ができるようになりました。
※4・5・6番目の歯に対して
今の保険治療の現場では一番奥の歯7番目の歯が有れば、6番目までの歯は単冠(1本単位)ではほとんどの歯を白い材料で修復する事ができるようになりました。
CAD/CAM材料 メリット・デメリット
メリット
白い歯が入る
負荷がかかった時に歯が折れない
デメリット(金属)
金属に比べて柔らかい(摩耗し易い)
金属に比べて歯を削る量が多い(厚みが必要)
デメリット(セラミック)
セラミックの強度が半分以下
セラミックと比べるとたわむので外れ易い
このような特徴があるので、何でもかんでも樹脂の材料で治療するというわけにはいかないのが現場です。口腔内の状況を考慮して材料を選択するようにしましょう。