一昔前は、フッ素は子供に塗りましょうがデフォルトでしたが最近では全年齢が対象となってきました。その理由を説明します。
幼少期
乳歯は、永久歯に比べて表面が粗で、酸に侵食されやすく虫歯になり易いです。なので定期的にフッ素塗布を行う必要があります。
青年期
生えたての永久歯は、まだ表面の石灰化が進んでいないので酸に侵食されやすく虫歯になり易いです。なので定期的にフッ素塗布を行う必要があります。
成人
幼少期・青年期は、噛み合わせの面の溝から虫歯になりやすかったですが、永久歯の表面が成熟したので虫歯のリスクは下がります。しかし、歯と歯の間コンタクト部分が不潔になりやすくそこから虫歯の進行が始まります。なので虫歯リスクが高い方はフッ素塗布を行い初期虫歯の再石灰化を行う必要があります。
老年期
老年期になると、歯茎が下がってきます。それにより根っこが露出します。その露出した歯茎より虫歯が進行します。その虫歯の進行を遅らせるためフッ素塗布を行う事が推奨されています。
このように全年代にて、フッ素は虫歯進行抑制に効果があります。
その年代に合わせた、フッ素塗布の方法で虫歯を抑制ましょう。