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親知らずを積極的に抜かない例外の話

親知らずを抜かないで良かった!

と言うケースもなかった訳でないので紹介します。

 

・矯正治療で利用するケース

先天的に歯が足りない事があります。そのような場合は親知らずを引っ張って来て歯並びに加えてあげる事があります。

 

・抜歯しないといけない奥歯があった(移植)

歯が破れてしまって抜かないといけなくなった場合に、ダメな歯を抜いた後に親知らずを移植する事ができます。

 

・顎のサイズが大きくて抜く必要のないケース

顎のサイズが大きく、しっかりと植立している親知らずで、プラークコントロール可能な物は積極的な抜歯の適応にならないと思います。

 

・噛み合わせとして不安定なので、矯正治療を開始するまで温存するケース

個人的にオープンバイト・重度叢生のケースでは、賛否あると思いますが、個人的に咬合関係を変化させたくないので温存しプラークコントロールをしっかり行うようにしています。

 

上記に挙げたケースは、大前提として親知らずにプラークコントロール・セルフケアができており、虫歯が無いのが前提となります。

また、状況により親知らずを残すことが適応にならない場合もあります。

的確な診査診断が必要です。

 

あと、親知らず抜歯は全ての歯科医師ができるわけではないです。

口腔外科の知識がある、抜歯をする事ができる歯科医師に相談するようにしましょう。

©︎駒沢大学の歯医者 - 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科

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親知らずはいつ抜く?今でしょ!?

まず、親知らずは全ての歯科医師が抜けるわけではない事をご承知ください。

口腔外科の知識がある歯科医師に抜歯してもらうようにしましょう。

 

となると基本的には、大学病院・総合病院の口腔外科に行くと間違いないです。

しかし、コロナ禍で逼迫している病院では1〜3ヶ月ほどの順番待ちに会うこともしばしば・・・・・

 

なので、痛み出す前に!!

親知らずの抜歯は検討して欲しいと考えてしまいます。

口腔外科の先生は、親知らずは抜いておしまい!!ですが

口腔外科も一般歯科も両方やる私としては、その後の虫歯の事も知っていて欲しいと思います。

 

一般的に ”親知らずが虫歯になりました(汗)抜きましょう!” いいと思います。

しかし、その時には手前の大事な歯も虫歯になっている事が大半です。

それも虫歯になるのは、手前の歯の根っこに近い所もはや、根っこの所

ここの虫歯の治療、 治療する側も治療される側も非常に大変な処置なのです。

まず、器具が入らないない。

”口を開けてください!!”と患者様に頑張ってもらっても作業スペースがかなり狭い。

また、歯科器具に90度以上カーブしてそこにフィットしてくれる虫歯を削る器具が少ない。

そもそも治療しても、根っこの所なので適合よく材料を詰めたり、型取りして被せ物を入れるのが困難

それにより、再び虫歯になりやすい。

悪循環ですね・・・・

なので、”親知らず腫れるし怖いから抜かない”となりがちですが、放置することで大切な歯を2本(親知らずともう1本)も失う事になります。

ですので早めの抜歯を!!

また、親知らずが腫れた場合には口が開かなくて、腫れが引くまで抗生物質を飲んで待ってから抜歯になるので、結局2回痛い思いをしないといけないです。

あともう一つ、親知らずを20代30代と抜くタイミングが早いと骨と癒着してないので、すんなりと抜けるので腫れが少なくて済むことが多いです。

(あくまでも外科処置なので全く腫れないわけではありません)

少し腫れたり傷んでも大丈夫な、”予定のない・忙しくないタイミング”で抜歯をして下さい。

当院では、特に順番待ちの期間もなく抜歯を行うことができます。

ご相談ください。

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