TMJ顎関節症
こんなお悩みありませんか?
- 口を開けると顎からポキポキと音がする。顎の動きが悪い。
- 食事をした後に、顎が痛い。筋肉が疲れている感じがする。
- 朝起きた時に、顎が重だるい。偏頭痛があり、こめかみが痛い。
- 急に口が開かなくなった。肩こりもある。
- マウスピースをしてるけど顎関節症が改善しない。
- 大きな口を開けたりアクビをした時に顎が閉じにくい。
顎関節症の症状
顎関節症の典型的な症状をチェックしま
しょう!
口を開ける時に顎がポキポキ言う
口を開けるときに顎がだるい
頬っぺた・こめかみ(側頭部)を押すと、痛気持ちい
口を開けると顎がガクガクして動きが悪い
口を開けた後、閉じ難い。
この様な症状があるときは、歯科医院を受診して相談する様にしましょう。
顎関節症になってしまう
習慣とは
- 1.TCH
(Tooth Contacting Habit) - 2.頬杖をつく・何処かに顎を
乗せている事がある - 3.食いしばり・歯軋り
- 4.歯並び・噛み合わせ
上下の歯が当たっている状態だと、顎の関節に負担がかかりまた、噛む筋肉の活動が活性化されるので顎関節症を誘発します。特にスポーツ中や重たい物を持つ・下を向いてデスクワークをしている時に無意識で食い縛っている事が多く注意が必要です。
頬杖をついていると、顎の関節が一方方向から押し込まれるので、関節に負荷がかかります。また、習慣的に行う事によって顎の関節の骨が吸収を起こし症状の悪化を招きます。他にも、うつ伏せで枕やクッションににアゴを乗せて、スマホを触ってる。・長時間ガムやグミを噛む習慣があるなども要注意です。
食いしばり歯軋りは、気づかない夜間にしてしまっている事が多いです。睡眠管理アプリや一緒に寝ている人からの指摘で気づく。朝起きた時に偏頭痛がる顎が重だるい感じがある時はしてしまってる可能性が高いです。筋肉の痛み・歯の痛み・顎関節症の原因となります。
歯並び噛み合わせが悪いと、顎の関節に不用意な力が掛かることがあります。歯が早期に当たってしまい上手く歯軋りできす関節に負担がかかる。
歯がの高さが一部高い事で噛み合わせた時に、左右のどちらかに顎がずれてしまう。前歯で物が噛みきれないので、麺類などを食べるときに意識して前歯が当たるように噛んでいる。そのような、原因があると顎関節症が誘発されます。
そのような、原因があると顎関節症が誘発されます。
顎関節症で注意すべき行動
- 無理に大きく口を開ける。
- 大きなアクビをする・急に大きな口を開ける。長時間ガムを噛み続ける。
- 上下の歯を接触させる。
- 左右のどちらかのみで食事を行う
- 顎を意図的に押し込む
(肘をつく・顎を何処かに
乗せる)
上記のような行動をを行なっていると、顎関節症の症状が悪化するので行わないように気をつけるようにしま
しょう。
顎関節症の原因
顎関節症とは、下顎の骨が押し込まれて関節のスペースが無くなる事によって誘発されます。それによって関節の運動に支障をきたす、複合的な症状を持った病気です。症状としては、口の開閉による筋肉痛・関節軟骨の歪みによる開口障害と関節音・骨の吸収・変形が挙げられます。意識して、関節に負荷がかからないようにする事が重要です。
また、関節の近辺は重要な神経・血管が多くあり手術をして治す事ができない病気でもあります。
顎関節症の種類
- Ⅰ型:咀嚼筋障害
- Ⅱ型:関節包・靭帯障害
- Ⅲ型:関節円板障害※関節の軟骨の障害
- Ⅳ型:変形性関節症
- Ⅴ型:Ⅰ~Ⅳ型に該当しないもの
筋肉が痛むもの
関節が痛むもの。関節が圧迫されることで炎症が起きます。
関節円板(関節軟骨)がズレていて,お口は開けられるもの(復位性顎関節円板障害)
関節円板(関節軟骨)がズレていて,お口が開けられないもの(非復位性顎関節円板障害)
関節の骨が変形しているもの
顎関節症と一言で表されていますが、実際には5種類の症状と病態があります。来院された際は、まずは急性的な痛みや運動障害の改善を行います。ある程度症状が落ち着いたら、何が今回の痛みの原因で、どの様な対処方法が有効かをしっかりと審査・診断をする必要があります。
ご自身で、マウスピースを持っているからそれを着けておけば大丈夫だろう。と安易に判断すると顎の関節に負荷がかかる間違った行動をしている事もあります。気になる症状がある場合は、歯科医院を受診して診断を受ける様にしましょう。
顎関節症を
放置していると・・・
歯ぎしりを放置すること
による弊害
顎関節症を放置する事によって、顎の関節の形が変わってしまいます。
- 筋肉痛がひどくなり、偏頭痛が起きます。
- 関節の軟骨の動きが悪くなりポキポキと音が鳴ります。
- 関節の軟骨の形が変わってしまい、動きが悪くなります。
- 関節の骨の形が変わってしまい顎の動きが悪くなります。
顎関節症は何処で
見てもらうべき?
顎関節症は、基本的には口腔外科を受診するようにしましょう。顎の関節の状況の精査・鑑別は口腔外科の分野となります。しかし、口腔外科がある大学病院・総合病院は、近隣歯科医院の紹介状がなければ受診することはできません。
なので、まずは近隣の歯科医院(口腔外科の標榜があると事が尚良い)を受診しましょう。まずは、その医院で顎関節症の原因を精査します。
その上で、より高度な診断・監査が必要であれば口腔外科の総合病院・大学病院のご紹介を致します。
また、顎関節症の根本的な原因は、一般的歯科医院や矯正歯科で対応可能な原因である事が大半です。
その点も踏まえて、まずは近隣の歯科医院を受診して相談することをお勧めします。
顎関節症には種類もあり、口腔外科・一般歯科・矯正歯科の複合的なアプローチが必要とされています。
当院の顎関節病に対する
アプローチ
まずは認知行動!
顎関節症には、なってしまう何かしら原因があります。
夜間に歯軋りをしている。日中食いしばってる。歯並びが悪い。などなど・・・その原因を理解して、その対策を行う事から始めましょう。
特に食いしばり・噛み締めがある場合は、日中に意識して歯が当たらない様にする事で症状が劇的に改善する事もあり
ます。
また、顎の痛み・偏頭痛などの症状が強い場合は、
顎のストレッチ・マッサージを行う
ナイトガード(マウスピース)の作成
ボトックス:筋肉の緊張を和らげる
痛み止めの服用
噛み合わせの調整などを適切に選択していく必要があります。
顎関節症に対する
セルフケア・予防
顎関節症は関節の運動不良による病気です。そのような、関節に負担をかけるような日常的な習慣に気づく事が重要です。日中で顎が痛くなる、調子が悪くなるタイミングがあったら、その前に何をしていたか思い出しましょう。そのときに顎の関節に負担がかかるようなことをしていたら、それを止めるように意識するようにしましょう。
顎関節症にならない
ためには!
1. 日中、習慣的に上下の歯が当たってる(TCH)がある場合は、意識してその習慣を止める。認知行動!
2. ガム・グミを噛む習慣がある。硬いものが好きで噛んでる。などの顎に負担がかかる習慣を止める。
3. 夜間の食いしばり・噛み締めがある場合は、マウスピースを使う
※柔らかいマウスピースのはダメ!ガムやグミが口の中に入ってるのと同じで、癖になり噛み締めてしまうから、症状が悪化します。
4. 肩肘をつく・寝るときに顎を枕に乗せてうつ伏せで寝る。などの顎の関節を圧迫する習慣を止める。
5. 歯並びが気になってるようであれば矯正治療を行う。
この5つのことを意識して生活していただけると、顎関節症の予防・セルケアに繋がります。いま一度、意識して生活を送ってみてください。 また、顎の調子が悪いなというタイミングでチェック項目に当てはまってる事がないか確認してみてください。
ここで、注意してもらいたのがご自身で大丈夫と判断して放置しないことが重要です。負荷がかかり、それをしっかりと診断をせず放置していると顎の関節の軟骨・骨の変形が起こります。チェック項目に頼りすぎず、しっかりと診断を行うために歯科医院を受診することが重要です。
顎関節症のよくある質問
-
速やかに近隣の歯科医院を受診してください。長時間放置している筋肉が固まりと戻りづらくなります。
-
関節の軟骨が圧迫されている可能性があります。緊急性はないですが、早めに歯科医院で相談しましょう。
-
夜間に食いしばり・歯軋りをしている可能性があります。歯科医院を受診してマウスピースを作製し就寝時につけるよう努力しましょう。
-
ご自身で、無理に開けようとせず、なるべく早く歯科医院を受診するようにしましょう。
-
速やかに近隣の歯科医院を受診してください。長時間放置していると顎の関節に良くない可能性もあります。
要約
顎から音がする・顎の動きが悪い・顎の関節が痛い・外れた顎が戻らない・口を開けるのが辛いそのようなトラブルの原因は顎関節症かもしれません。歯科医院で診てもらうようにしましょう。顎関節症は、痛み止めを飲む・マウスピースをつけるなどの対処療法でなく、原因をしっかりと特定することが大事です。
知識のある先生に診てもらうようにしましょう。
著者
駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科
院長 西垣 友裕
略歴
2015年 | 東京歯科大学卒業 |
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2015年 | ワタナベ歯科医院 就職 |
2018年 | 東京歯科大学 歯周病学講座 入局 |
2019年 | ワタナベ歯科医院 訪問診療主任 |
2020年 | ワタナベ歯科医院 医局長 |
2021年 | 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科 開院 |