DECAY虫歯治療
虫歯治療について
虫歯について
虫歯とはミュータンス菌による細菌感染です。
虫歯の原因
ミュータンス菌は糖を栄養源として、酸を生産し歯を溶解して行きます。
虫歯の予防方法
- ①食生活習慣の改善
- ②プラークコントロール
- ③フッ素塗布による再石灰化
- ④唾液分泌促進
この4つを行うことによって、ミュータンス菌の活性化を防ぐことにより予防を行います。
できる限り痛みの少ない治療をご提供しております
当院の痛みに対する配慮
- 表面麻酔を行います
- 一般的な歯科医院で使用している針は30Gですが、当院ではそれより細い33Gの針を使用します。
- 麻酔の薬液の温度が低いと痛みが伴うので、人の体温と同じ温度の麻酔液を使用します。
虫歯になりやすい場所
年齢・ライフステージによって、虫歯になりやすい場所は変わってきます。それにより歯の磨き方・虫歯の予防にしかたも変わってきます。
大人が虫歯になりやす場所
その1
隣接面う蝕
乳歯から永久歯に生え変わる時に、歯並びの隙間がなくなってきます。それにより、歯と歯の間の虫歯のリスクが非常に高くなります。また、歯ブラシ1本で日々のメンテナンスを行う事が隣接面虫歯を助長する原因にもなっています。歯ブラシでは歯と歯の間の汚れを落とし切ることはできません。必ず、歯間ブラシかフロスを使用しないと、歯と歯の間は虫歯になります。日々のケアの際には、歯ブラシ・歯間ブラシもしくはフロスを使用するようにしましょう。
大人が虫歯になりやす場所
その2
根面う蝕
年齢を重ねると共に、歯周病・ブラシ圧・噛み合わせの原因より、歯茎の退縮が起きます。この歯茎が退縮した事によって、虫歯耐性の低い根っこ部分(象牙質)が露出します。この象牙質が虫歯になる根面う蝕のリスクが高くなります。歯ブラシの仕方・ブラシ圧の改善をすると共に、高濃度のフッ素を棍面に浸透させ、コーティングを行うことで虫歯予防を行います。もし、虫歯になってしまった場合は、早期の虫歯治療をお勧めいたします。
虫歯の予防方法
虫歯の予防方法はフッ素を歯面に塗布する事です。
フッ素は、歯質の強化・虫歯菌が溶かした歯の再石灰化を促し、虫歯を治癒する事ができます。また、歯の表面の成熟を促すので、虫歯菌の侵食を阻害することもできます。
フッ素は毒なのか?
フッ素は毒だ!と倦厭するかたもいらっしゃいます。
それは、間違いです。何事も、適正な容量を守らなければ毒になりうると言うことです。例えば、醤油も少量なら美味しく食べることができます。しかし、1瓶飲み干すと、それは体にとっては毒です。全ての物には、致死量があると言うことは理解せねばなりません。歯磨き粉に含まれる、フッ素も年齢によって濃度・使用量使い分けが必要です。
虫歯進行度ごとの治療方法
C0 初期齲蝕
特徴
エナメル質に限局している初期虫歯です。欠けている所は無く、歯の溝の着色や歯の表面の白濁が特徴です。
治療内容
削っての治療は行いません。食生活習慣の改善・プラークコントロール・フッ素塗布による再石灰化・唾液分泌促進などを行います。C1・C2に進行しないようにメンテナンスを行います。
治療の流れ
上記の予防処置を行い、定期的にクリーニングとレントゲンによる虫歯の進行チェックを行って進行の抑制を行います。
C1 エナメル質齲蝕
特徴
エナメル質に限局している欠損を伴う虫歯
治療内容
欠損部分が大きい場合はそこを樹脂の材料で埋めます。またC0と同様に、予防処置を行います。
治療の流れ
表面の虫歯なので麻酔をする事なく1日で治療を終了する事ができます。その後、虫歯になった原因を確認し定期的に検診を行なっていきます。
C2 象牙質齲蝕
特徴
象牙質まで進行した虫歯。甘いのもを食べた時に痛みがあるのが特徴です。
治療内容
虫歯を削り、樹脂で埋めます。虫歯の部位や大きさによって詰め物や被せ物で治す事もあります。
治療の流れ
1回の治療で終わる事もあります。被せ物・詰め物で治す場合は、虫歯除去・型取り・詰めるの3回ほど治療にかかる事もあります。
C3 歯髄齲蝕
特徴
神経まで進行した虫歯です。自発痛・温熱痛がある事があります。また神経の治療を行なっている歯では根尖に病変ができる事もあります。
治療内容
虫歯を除去した上で、神経の治療を行います。
治療の流れ
根の治療を2・3回行います。根に細菌感染がなくなった事を確認し、最終的に薬を詰めます。その後、土台を立てて被せ物を作ります。ケースによっては樹脂の材料で詰めて終わりのこともあります。治療期間としては、根の治療の難易度によって変わりますが週に1回の通院で1〜2ヶ月ほどかかります。
C4 残根
特徴
虫歯の進行が著しく、残根状態の事を言います。
治療内容
基本的には抜歯の適応となります。
治療の流れ
条件によっては、クラウンレングス・エクストルージョンを行うことで歯を残すこともできます。上記の処置を行う場合は3〜6ヶ月の治療期間がかかります。
歯が沁みるのは虫歯なのか?
冷たいものが沁みる
これって虫歯?
それは、知覚過敏です。虫歯が原因である可能性は低いです。虫歯の場合は、甘いもの・温かいもので沁みます!冷たい物が沁みる場合は、歯茎の腫れ・噛み合わせ・歯周病が原因であることが多いです。
冷たいものが沁みるのは初期の虫歯の症状でも起こりえます。虫歯じゃないなら大丈夫と安心しないで、早期発見のために歯科医院で検診チェックを受けるようにしましょう。